歯の投資】片手でフロスできますか?FPが「ジェットウォッシャー」で将来のインプラント代を回避した話

洗面台に置かれたパナソニックのジェットウォッシャー「ドルツ」。50代FPがインプラント費用を回避するために導入した口腔洗浄器と、資産防衛のイメージ。

【歯の投資】片手でフロスできますか?FPが「ジェットウォッシャー」で将来のインプラント代を回避した話

こんにちは。奈良でFPをしている「メンテ中のFP」です。

右肩の手術をしてからというもの、私の生活は「片手でいかにタスクをこなすか」という実験の連続でした。着替え、食事、パソコン入力。どれも工夫次第でなんとかなりました。

しかし、どうしても片手では攻略できない「ラスボス」がいました。

それは、歯間掃除(デンタルフロス)です。

糸ようじを使おうにも、片手では糸をピンと張ることすらできません。かといって、歯ブラシだけで済ませるのは、50代の歯周病リスクを考えるとあまりに危険です。口臭も気になりますし、何より将来、歯を失ってインプラントにでもなれば、老後資金が吹き飛びます。

そこで私は、物理的な接触を諦め、「水流」で戦うことにしました。パナソニックの「ジェットウォッシャー ドルツ(EW-DJ75-W)」の導入です。

今回は、この投資がどれほど私の口腔環境と資産を守ってくれたか、FP視点で解説します。

フロスが無理なら「水」で撃て

ジェットウォッシャーとは、その名の通り、高圧の水流をノズルから噴射して、歯と歯の間の汚れを弾き飛ばす機械です。

正直、最初は半信半疑でした。「水だけで汚れが落ちるわけがない」と。

しかし、実際に使ってみて驚愕しました。片手でノズルを口にくわえ、スイッチを入れるだけ。バババババ!という激しい水流が歯間を直撃します。

最初の数日は、使い方が下手で洗面所を水浸しにしました。また、弱っていた歯茎から血が出たりもしました。ですが、使用後のスッキリ感は、フロスの比ではありません。

そして何より衝撃だったのは、洗浄中に出てくる水の臭いです。ドブのような臭いがしたとき、私は悟りました。「これが私の口臭の原因だったのか」と。

2万円のドルツ vs 100万円のインプラント

私が購入したのは、タンクが大容量の「据え置きモデル(EW-DJ75-W)」で、価格は約2万円でした。歯磨きグッズとしては高額ですが、FPとして長期的な視点で計算すると、これはバーゲンセールです。

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もし歯周病が悪化して歯を失い、インプラント治療をすることになったらどうなるでしょうか。

一般的に、インプラントの相場は1本あたり30万円から50万円と言われています。保険がきかない自由診療なので、地域や素材によって値段は青天井です。

実は私自身、過去に前歯をインプラントにしています。その時は運良く良心的な歯科医院を見つけられ、25万円ほどで済みました。しかし、これはかなりラッキーなケースです。もし相場通りのクリニックにかかっていれば、1本で50万円近く請求されていてもおかしくありませんでした。

たった1本で、30万〜50万円です。もし歯周病が広がって奥歯が2本、3本とダメになれば、あっという間に100万円コース確定。軽自動車が新車で買える金額が口の中に消えていきます。

対して、ジェットウォッシャーは2万円。これで将来の「100万円のリスク」を回避できる確率が上がるなら、その投資対効果(ROI)は数千%を超えます。株やFXでも、これほど負ける確率が低く、リターンの大きい投資はありません。

片手生活の救世主として

この機械の素晴らしいところは、完全に片手だけで操作が完結する点です。

タンクに水を入れ、口に運び、スイッチオン。これだけです。不器用な左手でフロスの糸を操るストレスから解放されたのは、精神衛生上も大きなプラスでした。

もちろん、リハビリが進んで右手が使えるようになっても、私はこれを使い続けるつもりです。一度あの「ドブ臭い水」が出てくる快感(?)を知ってしまったら、もうただの歯磨きには戻れません。

まとめ:歯は最大の資産である

50代になると、身体のメンテナンスにお金がかかるようになります。しかし、それは浪費ではなく、将来の巨額な医療費を防ぐための「防衛費」です。

たかが歯磨き、されど歯磨き。2万円で将来の100万円を守れるなら、これほど確実な投資はありません。

ちなみに、このジェットウォッシャー以外にも、私が右肩手術後の不便な生活を乗り切るために導入した「設備投資」はたくさんあります。歯だけでなく、全身のメンテナンスに投資して「元を取った」アイテムたちをまとめていますので、あわせてご覧ください。

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身体のメンテナンスは、老後資金を貯めるのと同じくらい重要な「投資」です。同世代の皆さん、しぶとく生き残りましょう。

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