【実録】40代・50代のヒゲ脱毛は「美容」やない。「老後と入院への最強の保険」やった話(費用・痛み・投資対効果)

こんにちは。奈良でFP(ファイナンシャルプランナー)をしている、40代の「メンテ中のFP」です。
いきなりですが、結論から言います。
「ヒゲ脱毛」は、私がこれまでの人生で行った自己投資の中で、もっとも『利回り』が良い案件でした。
元々は「毎朝のヒゲ剃りが面倒くさい」という理由だけで始めたのですが、その後、私が右肩の手術で利き手が使えなくなるという事態に陥ったとき、この投資が私の尊厳を救ってくれました。
この記事では、「なぜ中年男性こそ今すぐ毛根を焼くべきなのか」というFP視点の理由と、実際に私が奈良・大阪で通ったクリニックのリアルな費用・痛みを、包み隠さず公開します。
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なぜ40代・50代で「ヒゲ脱毛」なのか
私が脱毛を始めたきっかけは、「モテたい」とかそんな色気のある話ではありません。
FPという職業柄、日々の「見えないコスト」に耐えられなくなったからです。
- 時間の浪費:毎朝10分 × 365日 = 年間60時間の損失。
- お金の浪費:カミソリの替刃、シェービングフォーム代。
- 肌の損失:カミソリ負けによる出血、肌荒れ、不潔感。
「このコスト、死ぬまで払い続けるの?」と考えた時、これは早めに損切り(脱毛)すべきだと判断しました。
【追記】手術してわかった「保険」としての価値
さらに、予想外のメリットがありました。
私は今年、右肩関節唇損傷の手術を受け、しばらく右腕(利き手)が全く使えない生活を送りました。
この時、もし脱毛していなかったら?
- 慣れない左手でT字カミソリを持ち、顔面血だらけになる。
- あるいは、ボサボサの無精ヒゲで入院生活を送る。
術後、痛みで顔を洗うのも精一杯な中、「シェービング不要」という事実がどれだけ私を救ってくれたか。
これは美容ではありません。将来、病気や介護で人の手を借りる時のための「最強のリスク管理(マナー)」です。
実際に通ったクリニックと費用総額
では、現実的な話をしましょう。「いくらかかるのか?」です。
私は効果を確実にするため、エステではなく「医療脱毛(レーザー)」を選びました。
私の脱毛ポートフォリオ
■メイン:樹のひかり形成外科(奈良)
回数:6回コース
費用:98,010円(ヒゲ全体セット)
感想:決して安くはありませんが、地元の形成外科医という安心感を買いました。6回で朝のシェービングがほぼ不要になりました。
👉 【公式】樹のひかり形成外科・皮ふ科(奈良・橿原)
■仕上げ:あおばクリニック(大阪)
費用:1回 9,800円
感想:都度払いの明朗会計。「あと少しここだけ残ってる」という仕上げ打ちに最適でした。
👉 【公式】あおばクリニック(都度払いの医療脱毛)
■サブ(ワキ):湘南美容クリニック
費用:1回 500円(6回コース 2,500円)
感想:実はワキ脱毛で利用しました。ポイント還元も含めると、実質タダのような感覚でした。
■全身:大美会クリニック(大阪)
費用:5回で約66,000円
感想:破格のキャンペーンを利用。(※通常はもっと高いので、この価格を見つけたらラッキーです)
👉 【公式】大美会クリニック(大阪・心斎橋院)
※公式トップは女性向け表示ですが、同一法人で男性医療脱毛にも対応しています。
👉 【参考】男性向け医療脱毛の詳細説明ページはこちら
【これから始める方へのアドバイス】
私は奈良県民なので地元の「樹のひかり」を選びましたが、もしあなたが「奈良以外にお住まい」だったり、「引越しの可能性がある」なら、全国どこでも同じ医療脱毛が受けられる大手クリニックを選んでおくのが無難です。
特に、私がワキでお世話になった「湘南美容クリニック」や、男性専門の「ゴリラクリニック」は、医療用レーザーの機械も私の通ったところと同じ(熱破壊式あり)ですし、何より「実績数」が桁違いなので安心感が違います。
近所にこれらのクリニックがあるなら、まずは無料カウンセリングで「どれくらい痛いか」テスト照射してもらうのが、失敗しない第一歩です。
15万円は高いか? FP流の「損益分岐点」計算
「たかがヒゲに15万?」と思うかもしれません。
しかし、今後20年間のコストと比較してみましょう。
| 項目 | 現状維持(剃り続ける) | 脱毛投資(15万払う) |
|---|---|---|
| 金銭コスト | 年1万×20年=20万円 | 0円(投資回収完了) |
| 時間コスト | 1200時間(=50日分) | 0分(朝寝坊できる) |
| リスク | 入院時に困る・肌荒れ | 快適・清潔 |
結論:
脱毛してしまえば、現金5万円と、人生の自由時間50日分が浮きます。
どう計算しても、やらない理由が見当たりません。
ちなみに、「これは介護脱毛(将来の介護に向けた準備)だから、医療費控除になるのでは?」と淡い期待を抱いて税務署と戦ったことがありますが、結果は惨敗でした。
👉【FP断言】ヒゲ脱毛は医療費控除になる?税務署と戦う前に読む記事はこちら
ぶっちゃけ、痛みはどれくらい?
男性が一番ビビるのがここです。「ゴムで弾いたような痛み」と言われますが、私の体感はこうです。
- 鼻下・あご:激痛です。涙が出ます。
- ほほ・あご下:我慢できるレベル。
痛みに弱い人は、見栄を張らずに「麻酔」を使ってください。数千円ケチらず使いましょう。
また、「大美会クリニック」などで採用されている蓄熱式レーザーなら、熱い感覚はありますが、バチン!という衝撃は少ないです。
※ヒゲの次は当然「下の毛」も気になりますよね。50代のおっさんがVIO脱毛に行くのは恥ずかしいのか? 実際の痛みと、看護師さんへの申し訳なさを乗り越えた体験談はこちら。
👉【50代のVIO】「女性スタッフ」か「男性スタッフ」か。股間を誰に任せるかで決まるクリニック選びの正解
まとめ:50代でも脱毛はアリ!ただし「契約」には気をつけて
結論として、50代からのヒゲ脱毛は「絶対にやるべき投資」です。
毎朝のヒゲ剃りという「無駄な作業」から解放されるだけでなく、私のように急に身体が動かなくなった時の「セーフティーネット」にもなるからです。
【警告】一度焼いたら、二度と戻りません
契約の話の前に、一つだけ重要な注意点をお伝えします。
医療脱毛で毛根を破壊すると、「やっぱり老後はヒゲを蓄えてダンディに決めたい」と思っても、二度と生えてきません。不可逆です。
もしあなたが「将来はヒゲを楽しみたい」というタイプなら、絶対にやらないでください。
しかし、私のように「スタイルよりも清潔感とメンテナンスフリーを優先する」という合理的な考えの方なら、迷う必要はありません。
昨今の教訓:「コース契約」は債権リスクがある
最後にFPとして、お金のリスクの話をします。
ニュースでご存じの方も多いと思いますが、2024年末にかけて大手医療脱毛クリニックの経営破綻が相次ぎました。
それまでは「潰れるのはエステサロンの話」と思われていましたが、医療機関でも倒産し、「お金を払ったのに施術を受けられない」という事態が現実に起きています。
FPの視点で言えば、先の見えない時代に数十万円を一括で前払いするのは、「無担保で企業にお金を貸している」のと同じであり、あまりにハイリスクな投資行動です。
結論:「都度払い」こそが最強の防衛策
だからこそ、私は「都度払い(その日の分だけ払う)」を強く推奨します。
- リスクゼロ:もしそのクリニックが明日潰れても、こちらの被害はゼロです。
- 自由度:「ここは痛すぎるから別の店に行こう」と、すぐに乗り換えられます。
これからの時代、自分の身(毛穴)だけでなく、自分のお金(キャッシュフロー)も守りながら綺麗になるのが、賢い大人の流儀です。
白髪になる前に、動くべし
最後に一つだけ。
医療レーザーは「黒い毛」にしか反応しません。
ヒゲが完全に白髪になってしまうと、いくらお金を積んでも脱毛できなくなります。
実際、私も一部の白髪がレーザーで消えず、最終的に「ニードル脱毛」という地獄の痛みを伴う方法に頼らざるを得なくなりました。
👉【実録】レーザーで消えない「白髪」をニードルで処理した話はこちら
「あの時やっておけばよかった」と、ボサボサの白髪ヒゲで介護される老後を迎えるか。
「あの時の俺、ナイス判断!」と、スベスベの肌で涼しい顔をして過ごすか。
黒い毛が残っている今が、人生で一番若い「ラストチャンス」です。
まずは近所のクリニックで、無料カウンセリングか都度払いのテスト照射だけでも受けてみてください。
右腕を吊りながら、心からそう願っています。
※ちなみに、ヒゲ以外の「歯磨き」や「スマホ操作」も、片手では地獄でした。私がこの不便な生活を乗り切るために買い揃えた「片手生活の神ガジェット」たちについても、順次紹介していきます。
👉【実録】右肩手術後の片手生活は地獄やった。FPが「金で解決して元が取れた」神ガジェット5選
