【入院・療養】本が重くて持てない…。術後の暇つぶしに「聴く読書(Audible)」を試してみた

こんにちは。「右肩関節唇損傷(SLAP損傷)」の手術を経て、片手生活のリハビリに励む「メンテ中のFP」です。
入院中や自宅療養中、身体の痛みと同じくらい辛いのが「圧倒的な暇」です。
テレビは面白くない。スマホの動画はずっと見ていると目が疲れるし、通信量(ギガ)も気になる。
「せっかく時間があるんだから、本でも読んで勉強するか」
そう意識高く思っても、現実には不可能です。
なぜなら、ハードカバーの本は片手で持つには重すぎるし、ページがめくれないからです。
そこで今回、食わず嫌いをやめて、Amazonの「聴く読書(Audible)」の無料体験に手を出してみました。
結論から言うと、これは「本を読む」という行為を諦めた人間への救済措置でした。
50代の「目」と「肩」に、読書は過酷すぎる
入院前は「Kindle(電子書籍)があれば余裕だろう」と思っていました。
しかし、術後の現実は甘くありません。
- 腕が痛い:スマホやタブレットを長時間目の高さに掲げ続ける筋力がない。
- 目が辛い:50代に差し掛かり、小さな文字を追い続けると眼精疲労で頭痛がする。
- 姿勢が限定される:寝返りが打てないため、仰向けで活字を追うのは拷問に近い。
結果、本を読む気力が失せ、天井のシミを数える虚無の時間を過ごすことになります。
これは「時間資源の浪費」です。
「耳」だけは元気だった
そこで試したのが、Amazonオーディブルです。
プロのナレーターが本を朗読してくれるサービスですが、実際に使ってみて「入院患者・療養者」に特化したメリットを感じました。
1. 完全ハンズフリー(肩への負担ゼロ)
イヤホンを耳に突っ込んで再生ボタンを押すだけ。
スマホを置いて、布団被って、目を閉じたままでも「読書」が進みます。
右肩を吊っていようが、両手が塞がっていようが関係ありません。
「身体を使わずに情報が入ってくる」という体験は、弱った身体には感動的です。
2. 活字を追わなくていい(老眼対策)
耳で聞くので、文字の小ささにイライラすることもありません。
部屋の電気を消しても読める(聴ける)ので、同室の患者さんに気を使う必要もありません。
3. 「とりあえず無料」というFP的安心感
私が背中を押されたのは、結局ここです。
「30日間無料体験」ができる。
もし「耳で聞くのは合わないな」と思ったら、退院してから解約すれば1円もかかりません。
入院中の暇つぶしグッズを買って失敗すると凹みますが、これは「ノーリスク・ハイリターン」の投資です。
何を聴くべきか?(私の選択)
ラインナップは12万冊以上あるそうですが、私は以下の基準で選びました。
- ビジネス書・自己啓発:「意識高い入院生活」を演出でき、仕事復帰へのリハビリになる。
- 小説:プロの声優さんが演じているので、ラジオドラマ感覚で時間が溶ける。
特に、少し難しめの本でも、耳で聞くとラジオ感覚でスルスル入ってきます。
「積ん読」になっていた名著を消化するには、これ以上のタイミングはありません。
結論:暇を持て余すくらいなら、タダで知識を仕入れろ
身体が動かせない時、唯一自由に動かせるのは「脳みそ」だけです。
ベッドの上で無為に時間を過ごすか、耳から知識を入れて「復帰後の武器」を磨くか。
私は後者を選びました(といっても、ただ寝転がって聴いていただけですが)。
これから入院される方、あるいは自宅療養で「暇すぎて死にそう」な方は、一度試してみてください。
合わなければやめればいいだけです。リスクはありません。
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